こんにちは!鶴田修です。(^O^)/
刃物のカバーを作ったので紹介します。
あまり見た事ないかと思いますが、これは革包丁といって革を切るために使う包丁です。そのままですね。(笑)
この包丁はとてもよく切れます、特に研ぎたてなんかは切れすぎて危ないので丈夫なカバーを付けておきたいのです。
しかし、特殊な刃物なのでカバーなどは市販されていません。
それなら、売ってない物は作りましょう!これぞオーダーメイドですよね。刃先に革をかぶせるだけのシンプルなカバーですが、手作業でしっかり作っていきます。
包丁のサイズを測り革を切り出し、刻印を入れます。
ケースの右端を縫っていくのですが、縫い代部分3mm位を薄く凹ましてあります。縫い線の所で少し段差が付いているのがお分かりでしょうか?
これは縫い合わせた糸が擦れて切れるのを防ぐためです。
手縫いで縫っていくのですが、手縫いの場合は先に縫うための穴を開けておきます。
縫製してオイルを塗ったところです。
ヌメ革はオイルを塗ってやることでしっとりと柔らかくなります。
オイルを塗ったら、乾拭きで磨いて仕上げます。上の画像と比べると自然なツヤが出ていますね。
あと、書くのを忘れていましたがカバーの端が黒くなっているところがありますね、画像でいうと右側です。
これは”焼きしめる”と言って、革の端に沿って熱したコテを当てていきます。そうする事で革の繊維が引き締まり丈夫になります。
デザイン的にも引き締まっていい感じですね。
という感じでカバーの完成です。
本当はもっと色んな工程があるんですけどね。
市販されていないような特殊なナイフ、ハサミなどのカバーも製作できます。OEMなどもお受けしますのでお気軽にお問い合わせ下さいね。